1. のりの最適な保存方法
  のりは湿気を帯びると紫色に変色して、張りや香り、それに旨みが失われてきます。のりの最適な保存方法は、乾燥剤とともにポリ袋に入れ、缶に納めて密封します。使うときは必要量を取り出し、すぐにフタをしてできるだけ湿気が入らないようにします。冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合もポリ袋に乾燥剤をいれて、口をきちんとしめます。使うときは30分〜1時間ほど前に庫内から取り出し、ポリ袋のまま常温に戻して使うといいでしょう。
2. 乾のりの簡単で上手な焼き方
  青混ぜなどの乾のりは食べる寸前に焼くと、香りも風味も一層おいしく味わえます。
乾のりは手早く焼いてのりのおいしさを十分に味わいましょう。ガスや炭火でも焼けますが、簡単で上手に焼く方法としておすすめなのはオーブントースターを使った焼き方です。庫内を数分温めてからのりを1枚ずつ入れて数秒(5秒くらい)加熱して下さい。焼く時間はお好みですが、焼き過ぎるとにが味がでるのでご注意下さい。
   
3. しけってしまったのりは自家製の佃煮に・・・
  しけってしまったのりは、おにぎりやお茶漬けに使ってもおいしくありません。
そんなときは佃煮がおすすめです。
  【材料】
 のり・20枚
 だしつゆ(市販の物)・適量
 酒・少々
 ハチミツ・お好みで
【手順】
1)のりは大きく手でちぎります。
2)鍋にたっぷりの熱湯を沸かし、ちぎったのりを入れ煮立ったらざるにあけて水を切ります。
3)のりを鍋に入れ、だしつゆ4、酒1の割合でやや濃いめに味をつけ、汁がなくなるまで弱火で煮詰めます。
4. 元気の素、海苔パワー
  片寄りがちな現代人の食生活、さらにストレスや睡眠不足等から体調不良を訴える人が多いため、ドラッグストアでは多種類のビタミン剤が売られています。あるOLの女性が薬局で「最近、疲れやすく貧血も時々起こします。便秘ぎみで肌荒れも気になるんです。」この症状改善のためには、いったい幾つのビタミン剤が必要になるのでしょうか?
疲労回復にB1、B2、貧血予防には鉄分、便秘に食物繊維、肌荒れにはビタミンC、このようにたくさんのビタミン劑を買わなくてはなりません。海苔にはこれらのビタミン類が全部含まれています。その他にも多くのビタミンやミネラルが海苔を食べることにより摂取できるのです。
 
食物繊維
(含有率30%)
海苔の約1/3は食物繊維です。食物繊維は便秘解消の働きだけでなく、腸内にたまった食品添加物の排除、ウエルシュ菌の繁殖を抑えたり、整腸作用があります。
 
海苔は1回に食べる量がわずかなので栄養については見落とされがちですが
健康のカギをにぎるような「小さくてもキラリと光る」パワーを秘めているのです。
海苔の栄養素についてもう少しお勉強いたしましょう
  ビタミン類ーB群に注目、Aも豊富!
 
1日に必要なビタミンAの量は2000IUです。海苔1枚なら約420IUなので、これだけで所要量の1/5が補給できます。ビタミンAは目や粘膜などの機能が正常に働くために必要です。そして特に注目されるのがビタミンBのグループです。海苔には主にビタミンB1、B2、B12が含まれており、これらのビタミンBグループは体内で栄養素をエネルギーに変える働きがあるので、不足すると様々な病気の症状が現れます。海苔1枚には、おにぎりを体内で完全に利用しきるのに必要なだけのBグループがふくまれているといわれます。たとえば、B1が不足すると神経系、筋肉、心臓などに異常を起こしたり、脚気になったりすることがあります。
 
また、ビタミンB2が不足すると唇があれたり、目の疲れ、皮膚や毛髪の発育阻害が起きたりします。
1日の栄養所要量はB1が1.2〜1.4mg、B2もほぼ同じなので、乾海苔を1日に3枚ほど食べれば
1日に必要な量のB1なら約1/10、B2なら約1/4を補給できることになります。
  ミネラルー大切な亜鉛とヨウ素
  人体には約40種類のミネラルが確認されていますが、
今のところ21種類が欠かすことのできない必須の元素とされています。
海苔にはそのほとんどが含まれていますが、
ほかの食品と比べてとくに多く含まれているミネラルは亜鉛、ヨウ素、鉄、カルシウムなどです。
 
亜鉛 筋肉の収縮や血液の安定化、体内の酸・アルカリのバランス維持、コレステロールの沈着を抑えます。また亜鉛はコラーゲンの合成にも必要で傷の治療を促進します。亜鉛は発汗により1日3mgを消費します。亜鉛が不足すると味覚に狂いが生じ、食べ物の味を感じなくなってしまうことがあります。この他、亜鉛の不足は前立腺肥大動脈効果を起こしやすくなるなどのトラブルを招きます。
ヨウ素 ヨウ素は欠乏すると甲状腺症(バセドー病)を起こすことで知られていますが、成長期の発育や基礎代謝にも関係しています。海苔1枚で1日必要量のヨウ素が摂取できます。
血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの主成分として欠かせません。海苔だけで鉄分を摂取するのは無理があります。他の食品とうまく組み合わせて所要量を満たす工夫をすべきです。鉄分が吸収され、赤血球の成分となるために良質のタンパク質やビタミンB2、B6、ビタミンCなどが必要なので、たくさんの食品との組み合わせがより有効なのです。このことは他の栄養素の摂取についてもいえることです。
カルシウム 1日の所要量は600mgです。カルシウムのほとんどは骨や歯を形成する役目を果たします。カルシウムはつねに、新陳代謝され、古いカルシウムは体外に排泄されています。その毎日のカルシウムの補給量が1日の必要量600mgです。牛乳だけでとるなら600mlも飲む必要がありますが、海苔やその他のカルシウム含有食品を合わせて摂取することで牛乳も楽に飲める量になります。
  表 のりと他の食品との成分比較(日本食品標準成分表より)
 

水分 たん白質 脂質 炭水化物 灰分 カルシウム リン ビタミン
g g g 糖g せんいg g mg mg mg A IU B1 mg B2 mg C mg
焼き海苔 6.2 40.9 2.0 41.7 1.9 7.3 410 610 12.7 13,000 1.10 3.20 95
わかめ 13.0 15.0 3.2 35.3 2.7 30.8 960 400 7.0 1,800 0.30 1015 15
大豆 12.5 35.3 19.0 23.7 4.5 5.0 240 580 9.4 _ 0.83 0.30 0
鶏卵 74.7 12.3 11.2 0.9 0 0.9 55 200 1.8 640 0.08 0.48 0
干しいたけ 10.3 20.3 3.4 52.9 8.9 4.7 12 270 4.0 0 0.57 1.70 0
玄米 15.5 7.4 3.0 71.8 1.0 1.3 10 300 1.1 0 0.54 0.06 0
牛肝臓 71.5 19.6 3.7 3.7 0 1.5 5 330 4.0 40,000 0.22 3.00 30
粉乳 3.0 25.5 26.2 39.3 0 6.0 890 730 0.4 680 0.25 1.10 5
納豆 59.5 16.5 10.0 9.8 2.3 1.9 90 190 3.3 0 0.07 0.56 0
Copyright (C) 2004 Marusei Shouji All Rights Reserved.